妙勝寺境内
境内には、本堂を始めとする建造物の他にも、様々な植物が生育しており、お参りの方以外に散歩目的で来られる方もいらっしゃいます。

- 本堂
- 開山1307年、江戸川区最大級の木造建築です。
- 本堂内部
- 大曼荼羅ご本尊と日蓮上人座像が安置されています。
- 鬼子母神
- 日蓮宗祈祷本尊として古くから尊信されています。
- 開山堂
- 当山を開山した成就院日尚聖人を祀った御堂です。
- 鐘楼堂
- 12月31日の除夜の鐘の祭には大勢の方で賑わいます。
- 釈迦堂
- お釈迦さまと四菩薩が安置された御堂です。
- 山門
- 当山の正門です。散歩道として有名な古川親水公園を望めます。
- 歴代住職墓碑
- 中央に開山日尚聖人を祀り、両側には歴代聖人のお墓が建立されています。
- 浄行菩薩像
- 浄行菩薩様を水で洗い清めることによって自身の煩悩を断ち、併せて健康祈願をされていく方が大勢います。
- 浄心磐
- 手洗鉢が置かれており、お参り前に清水でお清めをします。
- 水屋
- 墓地を清掃したり清める為に作られました。
- 霊廟
- 昭和27年に日蓮宗開宗七百年を記念して建立された合奏式墓地として永代供養しております。
- 水子観音
- 水子となった尊い生命を供養する観音様です。絶えずお線香とお花が供えられ子育て等の祈願がされています。
- 動物供養の碑
- 共に家族として過ごしてきた大切な家族であるペットを供養いたします。
- 客殿
- 和洋室ございます。法要・会食場としてご利用いただけます。
- 駐車場
- 第一、第二駐車場がございますので、混雑時期でも駐車が可能です。
妙勝寺縁起
弘安7年4月(1284)下総国堀江の浦に漂着した難船にのこされていた童子を、当村二之江村漁師の五郎が救い上げて育てたところ、童子は後に中山法華経寺2世、日高上人の弟子となり、成就院日尚と号して当古川べりの妙見社のそばに草庵をいとなみ、一寺を建立した。即ち開山の日尚上人で時は徳治2年(1307)春3月のことであった。中山法華経寺の末寺・葛西の融水頭であり、中本寺として14ヶ寺の末寺をかかえていたという記録がある。安置する宗祖大士像は中山法華経寺3世日佑上人がある夜、宗祖聖人が微妙な音声で読経している夢を見て、自ら夢中感得のお姿を彫って開眼供養をして日尚上人に与えられたものである。安政地震で倒壊したが、かつては水神宮があり、現在開山堂に祀られているが、この本尊は日尚上人が難船で漂流している時、深く水神に祈誓して波浪の難をのがれたので報恩の為、彫刻して日高上人に点眼を乞い、以後は一乗の法味をささげたものとされている。地元の有力な檀信徒の外護も代々続き、大木に囲まれた中にある。大伽藍、客殿は威風堂々として風格を備え、民間に開山上人の院号、成就院がなまった”ジョウヂン”の呼名で親しまれている有数の名寺である。(江戸川区教育委員会掲示より)